極寒の有明海で「一人ガタリンピック」挑戦! 寒さに負けて即挫折→凍える記者を救ったのは...
「美味しんぼ」も紹介の絶品湯豆腐
さて、運気も上々でほっとしてきたところ、あたりは夕暮れ。絶品のカキを味わったとはいえ、ほどよい空腹を感じるようになってきた。温泉に入った後、あちこち歩き回ったためか、ちょっと湯冷め気味。あったかくて美味いものが食べたい。
腹ごしらえしようと向かったのは、嬉野温泉近くの「宗庵よこ長」だ。温泉湯豆腐発祥のお店で、ここの湯豆腐はグルメ漫画「美味しんぼ」でも取り上げられたことがある名店だそうだ。
これは美味い。正直、湯豆腐と聞くと、子供舌の筆者には大して味がしない食べ物というイメージを抱いていた(これじゃあ、海原雄山に怒られてしまいそうだが...)。
だがここの湯豆腐、そのまま食べてもほんのりとした豆腐の甘さが。優しくあったかい味にやみつきになり、レンゲを使う手が止まらず。汗だくになりながら完食した。
もう体もぽかぽかだ。日もとうに暮れ、お腹も膨れた。となると、酒が飲みたくてしょうがなくなってきた。そんな記者に、実はずっと同行していたMさんが、とっておきの場所を紹介してくれた。
イルミネーションの光でムード満点に彩られているのは嬉野温泉「旅館吉田屋 足湯BAR クロニクルテラス」。足湯を楽しみながらお酒楽しむことができるという極楽みたいなスポットだ。
実は、訪問した当日は施設メンテナンスのため、本来休業しているところ、記者たちのために特別に開業。なんと、足湯の準備までしてくれたのだ。ありがたい限りだ。
せっかく佐賀に来ているので、佐賀の地酒「鍋島」を注文し、Mさんと乾杯。クイッと飲み干すと、体が芯から温まった気がした。
温泉は気持ちいいし、ご飯も美味しいし、優しい人ばかり。
肝心の1人ガタリンピックは心も体も冷え切る結果と終わったが、佐賀の名所やご当地グルメ、地元の人々とのあったか~い交流を重ねるうち、気付けば記者の心の中は満足感に包まれていた。まさしく、「佐賀さいこう!」である。
来年5月のガタリンピック、より楽しみになったな――。そんな思いを抱きながら、心地よく日本酒を傾ける記者に、Mさんが一言。「明日も朝から色々と回るから、よろしくね!」。
ということで、佐賀の魅力をさらに大満喫した二日目の様子は、番外編「山盛りちゃんぽん、焼き物ハントに大興奮 まだまだあるぞ!佐賀の『最強』観光地」の記事でお伝えしたい。
<企画編集:Jタウンネット>