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線香花火といえば、「スボ手」か「長手」か? 夏の風物詩に東西差

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2018.07.13 06:00
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スボ手タイプは西日本を中心に

全体的にみると、スボ手タイプと回答した人が30.2%だったのに対して、長手タイプが69.8%と上回る結果となった。

各都道府県別にタイプを色分けすると、このような日本地図になる。

town20180710155728.jpg

やはり西日本を中心としてスボ手タイプが親しまれてきたようだ。スボ手タイプと回答した人が多い都道府県の中でも、兵庫(91.7%)、和歌山(66.7%)、大阪(63.2%)は高い割合を示している。

当初の予想通りの結果となったが、東日本においてもスボ手タイプと回答する人の割合が一定数いる点は興味深い。茨城(50%)、東京(27.3%)、神奈川(23.3%)といったように関東圏でもスボ手の認知度はある程度あるようだ。

ちなみに以前、Jタウンネットが、国内で唯一スボ手牡丹を製造している筒井時正玩具花火製造所(福岡県みやま市)に話を聞いたところ、「スボ手牡丹は、線香花火の原形で300年間変わらない形」だという。関西地方では米作りが盛んであったことから、ワラが豊富にあり、ワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが始まりなのだそうだ。

一方の長手は、関東地方でワラが手に入りにくく、紙すきが盛んだったためにこの形になったという。こちらはスタンダードな線香花火として全国的に広まっている。

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