ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
マンガ

石川県内で「馬場」という地名を探ってみたら歴史が次々と明らかに...

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2018.06.10 07:44
0

地域によって意味が違った

加賀市大乗寺馬場町は、江戸時代、大聖寺藩の城下町として栄え、歴史と伝統、趣の残る町です。

この町の看板には、昔この辺りが、城下に在住する武士が乗馬訓練などを行う場所、軍馬を養成する場所だったことが記載されています。

昔の地図にも馬場があったことが確認され、馬場の横には家老の屋敷が並んだ高級住宅地だったそうです。

また、金沢市の馬場小学校付近にも馬場があったことが確認されています。

しかし、城下町でない町にも「馬場」の地名があります。中能登町の東馬場(ひがしばんば)、西馬場(にしばんば)です。昔は「馬庭村(ばんばむら)」という地名だったのですが、紛争によって東西に分かれ、東と西に別れたそうです。

この地域は、「おいで祭り」という神馬を先頭にした一行が羽咋(はくい)の気多(けた)大社から七尾の本宮神社まで巡行する神事に関して、重要な場所であったことから馬のつく地名が使われていることが考えられます。

他にも、流鏑馬(やぶさめ)が行われた場所や神社の前の場所にも「馬場」が使われることがあります。

そして、「加賀馬場」は、白山の登り口で馬を繋いだ場所で、白山信仰の観点から「馬場」と付けられたといわれています。

ひとつの地名に過ぎないと思っていた「馬場」にもいろいろな意味があったのですね。(ライター:りえ160)

PAGETOP