横浜市の「ハマ弁」ってなんだ!? 中学校向けの弁当、その狙いと展望は
2018.05.28 08:00
利用率の低さ、思春期ならではの理由も?
ただ、その利用率は2018年4月時点で1.7%にとどまる。担当者によると「ハマ弁」実施前のアンケートで20%程度の人が「利用したい」と答え、ニーズはあるというが、一部の報道では多額の市税が用いられていることが問題視されている。
担当者は利用率が低い原因について、
「もともと家庭弁当の持参率が高いというのもあり、周りの人と違う『ハマ弁』を食べるというのは思春期の中学生にとって抵抗感があるというのがまず1点あると思いますね。そのほかにも、注文を当日に行うことが出来ない点でも、利便性が低いという問題点はあります」
と語る。インターネットで注文する場合、配達日の7日前までに行わなくてはならず、「当日に注文したい」という声が相次いでいるという。そのため、
「今後は当日注文も含めた注文方法の改善を行う予定です。他にも、衛生上の問題からおかずが冷たくなっていまして、冬場に温かいものを提供できるような体制作りを考えていきます」
と、今後も利用率の向上に力を入れていきたい姿勢を示した。