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横浜市の「ハマ弁」ってなんだ!? 中学校向けの弁当、その狙いと展望は

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.05.28 08:00
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ごはんとおかず、汁物・牛乳で340円

横浜市の市立中学校では、業者の弁当と家庭の弁当のほかに、市教育委員会が運営する配達弁当事業「ハマ弁」がある。2016年7月1日から一部の学校で、17年1月から横浜市内の全市立中学校で始まったものだ。

ハマ弁は、ご飯の量(大盛り・中盛り・小盛り)のほか、メインのおかずを肉中心のAと魚中心のBの2種類から選ぶことが出来る。加えて、温かい状態でご飯と汁物が提供されるのも特徴で、教育委員会の栄養士による管理のもと、栄養バランスに配慮された献立が用意されている。「ハマ弁」の公式サイトでは、毎日の献立の確認ができる。

価格はごはんとおかずで280円から。汁物が30円、牛乳が60円となっており、全て頼んでも340円となる。この値段は18年4月の値下げ後のものであり、記者の見立てながら、おかずの豊富さを思えばかなりリーズナブルな印象だ。

実際、どんな狙いで導入されたのだろうか。Jタウンネット編集部の18年5月25日の取材に、横浜市教育委員会の担当者は、

「以前から横浜市の人口は多く、学校においてはどうしても昼食に関する施設より、教室などの教育に関するスペースが拡充される傾向が強く、家庭から弁当を持ってくることが一般的でした。ただ、共働き世帯の増加などから、家庭で弁当を作ることが難しくなっていることを鑑み、横浜市として何か取り組めないかと考え、14年に『ハマ弁』を導入することで決まりました」

と説明。給食センターからの配送や学校での給食室の設置、近隣の学校からの配送といった方法も検討されたものの、予算やスペースの不足や早期実施の難しさから「ハマ弁」を採用することとなったとしている。業者の弁当を補完する選択肢を増やすことで、中学校給食を充実させたい狙いがあるといい、

「業者による弁当は栄養バランスに偏りが生まれることもありますが、『ハマ弁』は栄養バランスも考えられている点で、違いはあると考えています」

という。

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