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さっぽろ雪まつりに「あんまん」あらわる! 北大恵迪寮の雪像作者に、生まれた経緯を聞いてみた

野口 博之

野口 博之

2018.02.06 18:37
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1年生5人で、2日間かけて雪の塊を削る

「運営カンカン」というのは、ほかの出品者がしっかりした雪像を作る中で、雪まつりの運営から怒られるかなと思って入れたそうだ。

あんまんの雪像の下にあるいくつかの小さな雪の玉は、大きな雪の玉が転がりそうで危ないと運営側から言われ、滑り止め用に設置したという。東谷湧太さんは、「運営カンカンにはまっちゃいましたね」と言って苦笑した。

「紹介文は、『ラップで書けばいいんじゃね』と僕が考えました。ラップの動画を見ていて、ダークな言葉を入れようと、そのとき浮かんだ適当な言葉を合わせたものです。ですから、特に意味はありません」

とはいえ、四角い雪の塊からあんまんの形に削るのは大変だったといい、1年生5人で1日3、4時間作業をして、完成まで2日間はかかったそうだ。

北大恵迪寮の寮生が作った作品(写真は、市民雪像の人気投票を行っている「さっぽろグルメクーポン」の公式アプリから)
北大恵迪寮の寮生が作った作品(写真は、市民雪像の人気投票を行っている「さっぽろグルメクーポン」の公式アプリから)

作っている途中で、男性が写真を撮りながら「これで完成ですか?」と聞いてきたので、東谷さんは、「はい」と答えた。しかし、男性は、「これが一番アートですね」と漏らし、東谷さんも、「現代アートです」と説明した。

あんまんの雪像について、さっぽろ雪まつり実行委員会では、本部の広報担当者がこう話した。

「市民が自由に作るものですので、作られた作品を見て怒るということは、まったくありません。ただ、雪像が壊れるかは問題になりますので、危険がないように状況に応じて随時呼びかけなどをしています」

なお、市民雪像については、2月5~9日まで計84体の人気投票が行われており、10日午後に結果が発表される。

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