北九州市役所の人について行ったら、5000円で「小倉の夜」を満喫できました
「ドキュメント72時間」に出てきたビールサーバー
4軒目は「白頭山」駅前店。20時10分に入店した。ここは、NHKの人気番組「ドキュメント72時間」でも登場したお店で、「100円ビール」が名物。なんと24時間営業だ。
サーバーにグラスをセットして、100円を投入すると、「のどごし樽生」が注ぎこまれる。何回かおかわりしたが、コイン式なので領収書は残っておらず、どれだけ飲んだかは覚えていない。明確に覚えているのは、メニューを眺めて、「ぼく、センマイ刺し大好きなんですよ!」と宣言したことくらいだ。
こちらが「セン刺し」(700円)。向こうに写っているのは、お通しのカクテキ(と思われる)だ。このラインアップからわかるように、もともとは焼肉屋さん。軟骨のから揚げに加えて、ホルモン系の焼き物も注文してみた。
実はAさん、北九州市ではなく、福岡県築上郡の出身だというが、言葉の端々から「北九州への思い入れ」を感じた(どんな話をしたか、よく覚えてないけど)。いつしか呼ばれ方も「Kさん」から「Kちゃん」に変わり、今度は東京で飲もうと約束しあう。
21時49分、白頭山を出る。1人あたり1200円(100円ビールは計算し忘れました、ごめんなさい)。 取材はここまでだったが、「Kちゃん、もう一軒行こう!」「はい、ぜひとも!」。夜はまだまだ、これからだ。ふたりは小倉の街へ消えて行った。
そして、その数時間後――。
これだけハシゴ酒して、4000円台。地元(東京)の居酒屋で飲んだら、1軒ですぐ行ってしまう額だ。しかも、何を食べても美味しい。角打ちは小倉だけじゃなく、門司や折尾など市内各地にある。もっと、北九州の酒場を知りたい。また絶対に来るぞ、と心に誓ったのだった......。Iさん、Aさん、ありがとうございました!<企画編集:Jタウンネット>