北九州市役所の人について行ったら、5000円で「小倉の夜」を満喫できました
2018.01.22 17:00
提供元:北九州市
豪快な玉ネギサラダに舌鼓
時計の針を元に戻して、夕方16時すぎ。小倉は初めてのK編集長、きょうは北九州市役所のIさん(広報課)とAさん(地方創生推進室)、男性2人にアテンドしてもらう予定だ。
一行は旦過(たんが)市場で買った「カナッペ」をパクつきながら、1軒目の「平尾酒店」へ向かっていた。カナッペは、魚の練り物をパンで包んで揚げたもの。このコショウ風味は、舌とノドを完全に「ビールモード」に変えてくれる。
まず訪れたのは、平尾酒店。酒屋さんの店内で飲める、いわゆる「角打ち(かくうち)」の名店だ。このスタイルを「角打ち」と呼ぶようになったのは、現在の北九州市内が発祥とされる。八幡製鉄所など三交代勤務の労働者が、仕事後に軽く一杯飲めるため、市内各地で広まった。
上品な女将さん(ユカリさん)に迎えられ、冷蔵庫の瓶ビールに手を伸ばした。こちらのお店は、昨秋放送の福岡ローカル番組「福岡人志、」(福岡放送)で、ダウンタウンの松本人志さんが訪れたといい、店内には撮影時の写真が掲げられていた。
ここの名物が、ソーセージ玉ネギサラダ(200円)。魚肉ソーセージとツナの上に、大量のオニオンスライスを盛り、その上からマヨネーズと酢、そして一味唐辛子をこれでもかと振りかける。女将さんの豪快な盛り付けを見て、「どれだけ濃い味になるんだ?」と身構えたが、酸味も、油分も、辛味も、ちょうどいい。
もうすぐ18時、そろそろ次の店へ行こう。瓶ビールと冷やっこを各自1つずつ、サラダをわけあって、ひとりあたり500円台だった。