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長い通路&階段に「ビビる」「怖い」 日本一のモグラ駅・土合駅の動画が大反響

野口 博之

野口 博之

2017.10.17 11:01
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1日の駅乗車20人ほども、イベント時は大にぎわい

土合駅に長い通路・階段ができたのは、1967年にまでさかのぼる。それまでは単線の駅だったが、新清水トンネルが開通して複線化し、下りホームがトンネル内の地下に設置された。

改札とホームとの高低差は、70メートルもあり、通路・階段は480メートルの長さに及ぶ。ホーム近くの長い階段は、486段もあり、途中に休憩用のベンチが設置されているほどだ。

それでも、当初は、谷川岳の登山客が次々に下りホームに降りてにぎわい、長い階段にはエスカレーターの設置も検討された。しかし、上越新幹線が1982年に開業すると、寂れる一方になった。現在は、無人駅になっており、1日に上下線で5本の普通電車しか停車していない。1日の平均乗車人数も、20人前後に留まっている。

とはいえ、登山者や鉄道ファンらからの関心は強く、イベントがあるたびに土合駅はにぎわいを見せている。

JR土合駅
JR土合駅

2011年に7月2日が「谷川岳の日」に制定され、上野―土合両駅間の快速電車「谷川岳山開き号」が1日限りで運行すると、ほぼ満席となる人気となった。16年に8月11日が「山の日」の祝日になると、両駅間でこの日に「山の日谷川岳号」が運行された。17年も2つの電車は運行されており、みなかみ町のボランティアや駅員らが下りホームで乗客を出迎えた。

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