ブラタモリ「トロリーバス」特集に反響 廃止まであと1年...タモさん乗せ「破砕帯」へ
電気バス運行開始の記念イベントなどは未定
ブラタモリでは、うち最大の難所だった「破砕帯」の様子も紹介された。破砕帯とは、岩盤が細かく砕けて、砂のようになった柔らかい地層を指す。
トンネル内のその部分約80メートルは、青いライトで照らされて分かるようになっている。関電の担当者が破砕帯の様子が分かる扉を開けると、そこでは4℃もの冷たい水が滝のように噴き出していた。
当時は、崩れやすいうえに、大量の地下水があふれ出したため、作業員を苦しめたそうだ。破砕帯に遭遇するまでは、工事が1日に9メートル進捗していたが、ここでは1日に約40センチしかできなかった。総延長500メートルの水抜きトンネルを掘り、破砕帯を突破するまで7か月かかった。
普段は途中下車できないため、タモリさんらが見学できたことにネット上でうらやましがる声が相次いだ。
関西電力の広報室にJタウンネットが10月10日に話を聞くと、電気バスの運行開始後に記念イベントなどで破砕帯を見学できるかについては、「できるともできないとも決まっておらず、未定です」と答えた。