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オリンピックメダリストが見た目に悩んだ経験を告白 『顔ニモマケズ』が話題

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.10.02 07:15
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人に弱みを見せることで気持ちが楽になる

生まれつき髪の毛や皮膚が白い笠本さん、体の中でメラニン色素をほとんど作れない「アルビノ(先天性色素欠乏症)」という遺伝子疾患を抱えています。

日本小児眼科学会によると1万7000人に1人といわれている遺伝子疾患で、髪の毛や肌が白いなどの外見的なことだけではなく、目の奥の色素も足りず目が見えにくいという症状もあります。

笠本さんの視力はコンタクトレンズを入れて0.03くらいですが、実は高校3年生になるまで自分も周りも障害者手帳の申請基準を満たすほど視力が悪いとは思わなかったと言います。小さい頃から「とにかく特別扱いされるのが嫌だった」とのこと。

そんな笠本さんが嫌なことがすべて忘れられると語るもの、それは2歳から始めた水泳です。

大学生の頃に周囲の人の後押しを受け、本格的にパラリンピックを目指すようになり、2008年の北京大会で7位入賞、その2年後の世界選手権では当時のアジア新記録を樹立しました。悩んでいた時に支えてくれた人たちに自分の泳ぎで恩返しがしたいと思っています。

子どもの頃、私は普通なのだと強がっていた笠本さん。しかし今は人に弱みを見せることで気持ちが楽になっていると言います。

昔は、髪の毛の色がキレイと言われると嫌でしたが、最近は素直に嬉しいと思えるようになりました。

この本を読むことで、同じ悩みを持つ方が少しでも楽しく過ごせる毎日が訪れるといいですね。(ライター:けあるひの)

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