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ぐるりと足場に囲まれて... 復旧が進む「熊本城の現在」が話題に

野口 博之

野口 博之

2017.09.26 06:00
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天守閣の一部が普通に見られるのは、2019年になる見通し

シートに囲まれた熊本城の天守閣(写真は、sunny@ChiiM5seさん提供)
シートに囲まれた熊本城の天守閣(写真は、sunny@ChiiM5seさん提供)

そんな熊本城の写真が2017年9月22日ごろから、ツイッター上に次々投稿され、まるで高層マンションの建設現場のようだといった指摘が出ている。

熊本市の熊本城総合事務所にJタウンネットが25日に話を聞いたところでは、4月に入ってから、天守閣全体に足場を組んでシートで囲む状態にしていったそうだ。

天守閣には、大きな大天守と小さな小天守が並んであり、「震災復旧のシンボル」として大天守の工事を先に進めている。16年12月に決まった復旧基本方針では、19年には、観光客らが何らかの形で大天守を見られるようにする見通しになっている。シートに囲まれた状態は、このころには解消される予定だそうだ。

9月14日に開かれた復旧基本計画策定委員会では、シミュレーションを行った結果として、21年度には、天守閣の内部も見られるようにする見通しになった。それまでに、石垣の被災度が大きい小天守も復旧を進める。

ただ、月曜日から土曜日までは復旧工事をしているので、いずれの場合も、日曜日と祝日だけに留めたい考えだ。

復旧のシンボルを見てもらうため、透明なシートを使用
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