ぐるりと足場に囲まれて... 復旧が進む「熊本城の現在」が話題に
2017.09.26 06:00
復旧のシンボルを見てもらうため、透明なシートを使用
一方、経済界からは、19年度に熊本市内でラグビーワールドカップや女子ハンドボール世界選手権が開かれるため、もっと早めに天守閣の内部も見られるようにできないかとの意見が出ているという。このことから、熊本城総合事務所では、見学スペースを設置できないか検討したいとしており、10月にも開かれる次回の委員会で示す可能性もあるとした。
とはいえ、天守閣内部の石垣が崩落している状態のため、委員会では、学識経験者らの間で様々な意見が出ており、どこまで実現するかは不透明な部分もあるようだ。
なお、天守閣を囲んだシートは、震災復旧のシンボルを見てもらえるように透明なものを使っているそうだ。
熊本城については、台風15号などによる被害も懸念されたが、総合事務所では、これまで被害は確認されていないとしている。