池上線「1日無料」にネット大反響 東急電鉄に当日の対応を聞いてみた
2017.09.09 11:00
「乗車券を過不足なく用意し、状況を見て増便」
「乗車券がなくなることがないように、しっかりと行き渡る準備をしています。少なくとも24万枚以上は用意する予定です。ホームの長さがないので、3両以上に車両を増やせませんが、増便については、ありえます。状況を見て、臨機応変に対応するつもりです。始発から終電まで、きちんとやる覚悟でいます」
池上線の沿線人口は、25年までは増える見込みだが、少子高齢化が進んでおり、その後は減少するとみられている。東急では、沿線の魅力を知ってもらい定住化も促そうと、9月6日から1日無料乗車券を含めた活性化プロジェクトを始めた。
沿線の15駅ごとに「生活名所」を指定し、10月9日は、こうした名所などを巡る6種類の有料ツアーを行う。名所は、戸越銀座駅の「焼鳥エビス」や蓮沼駅のセレクトショップ「鈴木商店」などがある。受け付けは、専用サイトで行い、レストラン巡りや夜のスポット訪問、鉄道ファン向け企画などが用意されている。ツアーは、11、12月にも行う予定だ。