池上線「1日無料」にネット大反響 東急電鉄に当日の対応を聞いてみた
歓迎の声のほか、「混雑しそう」などの懸念も
池上線と言えば、ある年代層にとっては、1976年に大ヒットした西島三重子さんの同名の歌が思い浮かぶかもしれない。
池上線は、沿線にある池上本門寺に参拝する乗客の利用を見込んで、1922年に歴史が始まった。五反田(品川区)―蒲田(大田区)両駅間の全線は、28年に開通し、現在は、1日平均の乗降客が24万人にも達している。
2018年で開通から90年を迎え、今回の1日無料乗車券は、それを記念するイベントとして企画された。首都圏の鉄道会社では初めてだという。10月9日の配布は、東急の名前にちなんだもので、当日は、15駅の各改札口近くで希望者に乗車券を配る。
この発表に対し、ツイッター上では、「やるなあ」「沿線住民として応援したい」などとこの企画を歓迎する声が上がった。一方で、池上線の車両が3両しかないことから、「混雑が予想されますね」「ホームが狭い駅が多いのに大丈夫か」などと混乱を懸念する指摘が相次いでいる。枚数を限定しないのか、増便しないのかといった疑問も出ている。
東京急行電鉄の広報課は9月7日、Jタウンネットの取材に対し、次のように説明した。