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パンと打って、ポンと弾むから「パンポン」 茨城・日立で1世紀前から伝わるスポーツ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.07.28 11:00
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日立市パンポン大会は今年で、38回目

Jタウンネット編集部は2017年7月20日、日立市体育協会の担当者に話を聞いてみた。

「日立市発祥のパンポンは、遊んだ経験のない方もいるでしょうが、ほとんどの日立市民に知られていると思います」

日立市だけに浸透しているのかといえば、そうではないようだ。担当者は

「他の都道府県にも、日立製作所の工場があれば、パンポンで遊んでいる人はいます」

と話した。

では日立市内の盛り上がりは、どうなのだろうか。同担当者によると、折笠スポーツ広場(日立市)で週に数度、高齢者を中心に遊んでいる光景をみかけるという。「日立関連の会社を引退された方が多いですね」(担当者)。

写真提供:日立市体育協会(編集部で一部加工)
写真提供:日立市体育協会(編集部で一部加工)

市内の公立小中学校では25校中、12校で体育や課外授業として取り入れられており(地域情報サイト「いばナビ」の記事による)、市民参加型の日立市パンポン大会も2017年6月で38回目を迎えている。

パンポンはさらに、2019年に茨城県で開催される「第74回国民体育大会(国体)」の「デモンストレーションスポーツ」に決定している。デモンストレーションスポーツとは、何なのか。茨城国体「実行委員会」事務局に聞いてみると、

「パンポンで具体的に何が行われるかは現在、検討中です。デモンストレーションスポーツに選ばれて、パンポンの魅力が日立市民だけでなく茨城県民に広く波及していけばいいと願っています」

と話していた。

ここまで読んでいただいた読者の皆さん。少しはパンポンの魅力が伝わっただろうか。素人の筆者が何を書くよりも、専門家によるPR動画をご覧いただくと分かりやすいだろう。日立製作所のYouTubeアカウントで公開されており、これがかなりカッコいい。

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