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【こけし】店内こけしだらけのプリン専門店 福島・土湯温泉に誕生

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2017.07.07 17:22
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「こけしプリン本舗」
「こけしプリン本舗」

   福島市中心部からおよそ16km、磐梯朝日国立公園の中に位置する土湯温泉郷は、1400年以上の歴史をもつ温泉地だ。2017年7月6日、この場所に日本で初めて「こけし」をコンセプトとしたプリン専門店「土湯温泉 こけしプリン本舗」が誕生した。店舗の内装や外装にまで、こけしを全面にあしらった店舗づくりが目を引く。

「蒸しプリン」は温泉地ならでは

   看板商品の「こけしプリン」は福島県の厳選素材を活かしたスイーツだ。味はたまご味とバニラ味の2種類。福島3大地鶏の川俣シャモの卵と福島県産の生乳のみを使った酪王牛乳を使用し、福島の味覚を存分に味わうことができる。隠し味に使われるハチミツも地元で採れたものを使っている。

   封緘に用いられている「こけし」のイラストが何とも可愛らしい。

   価格は、標準サイズ(内容量80g)が1個380円(税込、以下同)。3個入りが1140円、6個入りが2280円。内容量200gで縦長の「こけしサイズ」は1個900円。こけしサイズは容器のサイズ感や手触りもこけしを意識しているという。なお80gの方は、店内で食べて容器を返却すると80円が返金される。

   出店者は、会津藩保養所を引き継ぎ、1873年(明治6年)に創業した向瀧旅館。それにしてもなぜプリンなのか――。土湯温泉は温泉地だけでなく、遠刈田、鳴子に並ぶ日本3大こけしの発祥地。土湯こけしについて知ってもらうため、名物となるスイーツを探した結果、多くの世代に愛され、地元でとれた素材の良さを活かすことができるプリンにたどり着いたのだという。

   同店のプリンは、冷えた状態と蒸した状態の2種類を用意している。蒸しプリンになじみのない人もいるだろうが、なめらかな食感で、素材の味が口の中にダイレクトに広がる。湯量の豊富な土湯温泉郷だけに、店舗で直接、温泉で蒸した状態で提供する。観光客に味以外も楽しんでもらおうというわけだ。

   同店の宣伝担当を務める佐久間智啓さんによれば、初日・2日目とも15時ごろに全て完売してしまったという。

「夏場は鶏卵生産量が低下する時期。原材料の希少卵の確保は容易ではありませんが、お客様にご迷惑をおかけしないよう、安定供給に全力を尽くしているところです」

   営業時間は9時~17時。水曜定休。プリンのほかソフトドリンクやアイスコーヒー、ウーロン茶、「土湯サイダー」も販売するが、店内のこけしは「売り物ではない」とのこと。

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