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昭和初期の木造建築「聴竹居」、国の重要文化財に指定

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2017.07.01 08:00
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年6月19日放送の「Today's VOICE ニュースな人」のコーナーでは、竹中工務店の松隈章さんの取り組みについて紹介されました。

聴竹居(画像は竹中工務店のプレスリリースより)
聴竹居(画像は竹中工務店のプレスリリースより)

松隈さんは、京都市大山崎町の緑の中にたたずむ平屋建ての「聴竹居(ちょうちくきょ)」の取り壊しの危機を、個人的に地域住民と協力し防いできた人物。「聴竹居」とは昭和初期の建物で、建築家・藤井厚二が自らの住まいとして設計しました。その「聴竹居」が先月、国の重要文化財に指定されることが決まりました。

約90年前に建てられた「快適に暮らす住宅」

松隈さんはかつて藤井が在籍した竹中工務店の設計部門で働く現役のサラリーマンですが、入社当時は「聴竹居」には関心がありませんでした。ところが阪神・淡路大震災で半壊した明治の邸宅調査を通して、先人の知恵や工夫を知り建築の保存に関心が移り、その過程で「聴竹居」を知ることになったのです。

1913年に竹中工務店に入社した藤井は、大阪・中之島のシンボルだった朝日新聞ビルなどオフィスビルの設計を担当、その後多くの住宅の設計を手掛けるようになりました。そして、理想の住宅を追い求めた集大成として、1928年に「聴竹居」を建てました。

ゆっくりと建築を楽しんでもらうため「聴竹居」の見学は予約制で、週3日のみ。それでも年間約4000人が訪れます。2013年、天皇皇后両陛下が自ら希望されご訪問されました。

「快適に暮らすためのあらゆる工夫」が建物全体に凝らされているとのこと、ぜひ訪れてみたいものですね。(ライター:けあるひの)

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