多々羅大橋の「頂上」へ行けるツアー
［Jステーション－広島ホームテレビ］2017年6月6日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、しまなみ海道でおこなわれた秘境ツアーが紹介されました。
道の駅・多々羅しまなみ公園では、瀬戸内海を一望することができますが、もっと特別な場所でこの景色を満喫するツアーがあります。
参加倍率は8倍！
瀬戸内海にそびえ立つ、真っ白な橋。尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「多々羅大橋」です。全長1480m、高さ226m。つり橋の一種である斜張橋としては日本一の大きさを誇ります。しまなみ海道からの景色は、サイクリストにも人気です。
この日おこなわれたのは、多々羅大橋の頂上に登れる特別なツアー。去年は県の企画で、頂上で愛を確かめる夫婦の横で、松崎しげるさんが「愛のメモリー」を熱唱、ということもありました。
今回は高速道路会社・JB本四高速が主催、2日間で100人が体験できるツアーには、なんと800人の応募がありました。参加者は、橋の説明を聞きながら進み、専用のエレベーターで橋の上まで登ります。
頂上につくまでの間にどきどきポイントが。エレベーターは、斜めに伸びる主塔の角度に合わせ、床の角度を調節しながら進みます。これには参加者もびっくり。
そしていよいよ頂上へ到着。目の前に広がる瀬戸内海。島々が織りなす「多島美」は圧巻です。記者も橋を渡るサイクリストに声をかけていましたが、届きませんでした。ちなみに、松崎さんの歌声は橋の下まで届いたそうです。
参加者からは、「天気もよかったので、景色もきれいですごいなと思いました」「本当に貴重な体験をしました。こんな立派な構造物、よくつくったなとつくづく思いました」といった声が聞かれました。
JB本四高速の大川宗男さんは、「いつもお客様に（多々羅大橋を）利用していただいて感謝の一環としてこのツアーを開催しています。家族、友達、いろんな方がいらっしゃいましたけれど、にこやかな顔をされていて、満足させていただきました」といわれていました。
普段なかなかみることができない、頂上からの絶景。7月には親子を対象とした塔頂ツアーを計画中とのことです。
ちょっと怖いですが、ぜひ一度は体験してみたいツアーですね。（ライター・石田こよみ）