日本文化を「おけいこ」できる体験施設

［Jステーション－広島ホームテレビ］2017年5月23日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、宮島のおけいこ施設が紹介されました。

世界中から観光客が訪れる宮島に、日本の伝統文化を体験できる施設が登場し、外国人を中心に注目を集めています。先月オープンした「okeiko　Japan　宮島」。創建300年の寺を改修したこの施設では、座禅や写経など、約20種類の「おけいこ」を体験できます。

茶道と書道、日本料理に挑戦

この日訪れたのは、アメリカから来た女性2人と、広島市内に住む女性のあわせて3人。これから3種類の「おけいこ」に挑戦です。

一つ目は、作法が難しい茶道。まずは先生のお手前を頂戴します。初体験のウェンディさんが挑戦するも、「先生のたてたお茶のほうがおいしいわ」。続いて、外国人観光客に特に人気という書道。経験があるというエイミーさんは、とってもお上手でした。

そして最後は日本料理。挑戦する料理は、味噌に鰹節、いりこ、昆布などを入れ丸めた「味噌玉」。2人は初めて見る鰹節に、まるで木か石のよう、と目を丸くしていました。 お湯を注いで味噌汁にすると、2人からは「おいしい」と声があがっていました。

「体験セット」では、3種類のおけいこに挑戦でき、体験時間は各20分から30分程度です。料金は税込みで5000円。それぞれの講師やスタッフが丁寧に教えてくれます。

代表の橋口栄さんは、広島市西区で3年前から「おけいこ」を通じたコミュニティサロンを運営しています。交流の輪を広げたいと、外国人観光客が多い宮島に、あらたな施設を作りました。橋口さんは、「（おけいこを通じて）とても良いつながりが広がっていくのを見て、世界中にこういう輪が広がったら、楽しいのではないかと思いはじめて、宮島全てがコンテンツだと思って、いろんな意味で盛り上がっていきたいなと考えています」と言われていました。

今後体験プランを増やし、日本の文化を世界中に発信したいそうです。日本のおけいこ、日本人でも楽しめそうな体験が盛りだくさんで気になりますね。（ライター・石田こよみ）