なぜ?石川県民は「おかずを買うより花を買う」
2017.04.22 07:29
生け花を習う人が多い
金沢市二口町にある金沢市公設花き地方卸売市場では、週に3回、石川・富山・福井の花屋さんが集まり手競りが行われています。花き卸売市場は全国に155ヶ所あるのですが、公設で花き単独で市場があるのは珍しいそうです。
卸売市場の方は、加賀藩の時代から生け花をたしなむ文化が根強く残っているので、花屋が多いのではと話していました。
たしかに、石川県は、人口10万人当たりの生け花・茶道教室数が全国1位なのです。金沢市内の花屋さんの話では、曜日ごとにいろいろな流派の先生が花を買いに来るのだそうです。流派によって好まれる花も違い、「いつもの花を」で通じるような、かかりつけの花屋のある方もいるそうです。
そして石川県は、九谷焼、加賀友禅、和菓子などに花の絵が描かれていることも多く、伝統文化に触れ美意識の高い人が多い、という話もありました。
美しいものに敏感な石川県民。花に癒された素敵な生活を送っているのですね。(ライター:りえ160)