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スマホの「漫画バナー広告」は、どうやって作られているのか?

竹内 翔

竹内 翔

2017.02.11 11:00
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「書店」として本をレコメンド

――それにしても、バナー広告で取り上げられるのは、それまであまり知られていなかったような、意外な漫画が多いとは思っていましたが、こうして聞いてみるとなんとなく納得がいきました。

藤川 広告とはいえども、「書店」としての立場で、漫画好きの人に「こういう作品もあるよ」と情報提供したい、という思いがあるんです。有名作品は、広告打たなくてもみんな知っているわけですから。そして、皆さんの「漫画ライフ」をより楽しいものにしてほしい。

――本屋さんがPOPで、一押しの作品をレコメンドするような......。「善悪の屑」にしても男性誌(ヤングキング)連載ですから、普通ならなかなか女性読者が知る機会自体がなかったはず。そうした作品との出会いの機会になった、という意味では、まさに「書店」としての役割を果たした好例と言えるかもしれませんね。

藤川 我々も「書店員」として、やっぱり「本が好き」、ということがまずあるので。もちろん有名な漫画やメディア化で話題の作品なども是非読んでいただきたいですが、本当は面白いのに、目に触れることがないために読まれていないという作品。業界全体の活性化のために、そういう作品も一緒に紹介していきたいと思っているんです。

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