高齢者も活躍を、というけれど 「都市部ならとにかく、地方になかなか仕事は...」
2017.01.23 07:47
高齢者定義の見直しに福岡市民の声は...
実際、福岡の街で高齢者の定義について伺ってみると、様々な答えが出てきました。
・「昔の上司は55歳から年金を貰っていたので、55歳でいいと思う」(59歳・男性)
・「65歳だが、高齢者という気持ちになれない」(65歳・男性)
・「65歳から受けられるサービス(バスの定期券など)があるから生活できるけど、75歳になるとサービスがないのでお金を出して病院などに通う負担が大きくなる」(67歳・男性)
高齢者の定義が見直されると、定年延期などの雇用制度に変化が出てくるとも言われています。
実際、60歳定年後の継続雇用は81.4%、労働力人口における65歳以上の割合も10.6%となっているそうです。
しかし、街で聞いてみると年金などの問題で、65歳以上で働くのは難しく何か仕事をする場合は、今の仕事ではなく新しいことにチャレンジする形になると答える人が多数でした。
都市部や仕事がたくさんある地域は、65歳を過ぎても働くことができるかもしれませんが、田舎や仕事が少ない地域は、65歳まで働くことができないという人も多くいます。そういう地域などにも目を向けて、こういった見直しは行うべきではないかと思いました。実際、私が住む地域は若い世代でも仕事を探すのが大変というところなので、65歳以上だから企業で働けるということは少ないそうです。(ライター:ぴよこ)