豊洲新市場の「最速」グルメレポートを書きたい!【第2回・水産卸売場】
建ち並ぶ巨大な建造物たち
まずは、T編集長チームから。
西側のブロックは道路を挟み、主に水産系の施設が建ち並んでいる。一見すると真新しい、とても結構な建物にしか見えないが......。
M「これは、今からひっくり返して地下をどうこうする、というのは無理ですねえ」
本当なら今ごろ、魚河岸の皆さまが忙しく行き交っていたはずの施設。いるのは工事関係者、また防災センターなどに詰めているらしい職員さんくらいである。
これが、これからあと何カ月か、まったく使われることがないと思うと――。
I記者「なんだか、まさに『税金』そのものって感じですね」
T「大学のイルミネーションのことを『光る学費』って言ったりするけど......」
M「光る学費ならぬ、『見える税金』ですか」
そんなところ、見える化しないでほしい。
T「なんか使い道はないですかねえ」
M「これだけ大きいんだから、メッセ(見本市)とかいいんじゃないですか」
T「中は小分けになってるらしいですからね......。コミケ会場にするとかどうでしょう? いっそ常設で」
I「......(苦笑)」
M「カジノにすれば、って言ってる人もいましたけど、これは無理かあ。トランプさんがそっくり買ってくれないかなあ(笑)」
それでいて、人通りがゼロというわけでもないのが面白い。工事関係者はまあもちろんのこと、見物に来たらしき若者(記者たちもそうです)、そして何より、ジョギングやサイクリングを楽しんでいるらしい人が時々いる。
T「交通量も少ないから、走るには良さそうですね」
M「東京オリンピックのマラソンコースにぴったりじゃないでしょうか」