あの上野駅13番線ホームのトイレ、「13.5番線」新設の影で消滅していた
跡地横にはラウンジが
そこで記者は12月7日、現地を訪れてみた。しかしトイレは、9月11日に15番線ホーム寄りへ移転していた。新しいトイレは、茶色いカフェ風の外観で、一般的なイメージよりもオシャレになっている。
ポスターに書かれた移転理由は「駅改良工事」。JR東日本の発表文を読むと、トイレ付近には利用者がくつろげるラウンジ「プロローグ四季島」が設置されるようだ。なお地図を見比べると、旧トイレより若干右に描かれているため、「跡地」なのかの確証はつかめない。
北の玄関口として、集団就職で上京してきた若者から、「さよならあなた」と北海道へ帰る傷心の女性まで、数々の人々を見てきた上野駅13番線ホーム。「四季島」の運行開始によって、さらなる発展がのぞまれる。