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○○町イ、○○町ロ...なぜ石川県の住所には「イロハ」の小字が多い?

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2016.11.26 07:02
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これも保守的な県民性の結果

県外出身の人たちにこの話を聞くと「イロハ」は、やはり不思議だそうで、「カーナビにセットしたらイとかが出てきて驚いた」という人もいました。

この「イロハ」は小字と呼ばれるもので、変わった小字としては、京都市役所や京都タワーの住所に「上る(のぼる)、下る(くだる)」などがあるのが有名ですが、小字に「イロハ」を使うところは全国的に石川県しかないそうです。

県内には他にも変わった小字があり、金沢市田上町には、「耕・地・整・理」、寺井町には同じ町内でもカタカナの「イロハ」とひらがなの「いろは」があったり、金沢市三口町には、「火・水・木・金・土」、七尾市藤橋町は「子・丑・巳」の干支表記、宝達志水町杉野屋では、「仁・義・礼・智・信」などがあったりします。

この変わった小字は、明治6年の地租改正で名付けられたのですが、地租改正は全国統一したものではなく、各県に任せられていたものでした。その時の県のマニュアルで、「例えばイロハで分ける」と例として取り上げられたため、県内には「イロハ」のつく住所がたくさんあるのです。

その後、元の小字に戻すように言われたのですが、保守的な県民性からか改めることはせずに今に至っていることのことです。

マニュアルに従いそれを守り抜いた、石川県民の性格からだったのですね。(ライター:りえ160)

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