ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

北海道の釣具店ではバットが売られている→鮭を殴って殺すため→実は、アイヌ文化の影響も...?

松葉 純一

松葉 純一

2016.10.14 11:00
0

「サーモンメタルバットって......wwwww」

サケ。写真はイメージです(Scazonさん撮影、Flickrより)
Salmon

冒頭のツイートには、こんな声が寄せられている。

「殴って殺す!?」「ほんとだサーモンメタルバットって書いてあるwwwww」などというのは、道外の人からの反応だろう。

「釣ったら素早く〆ないと美味しくなくなっちゃうから......」「大きい魚釣った時とか本州の人 使わないの???」というのは、北海道民からのコメントだろう。

また、こんな意見もあった。

こちらの投稿で紹介されている話によると、アキアジ(サーモン)を釣り上げ、暴れる魚を棍棒で叩いて殺すというのは、アイヌの儀式から受け継がれてきたもの、という見方もあるらしい。つまり、アキアジの霊を天に送り、再びこの世に豊漁をもたらすことを祈願する、儀礼的な意味なのだというのだ。

さらに調べてみると、この「魚(鮭)たたき棒」はアイヌ語で「イサパキクニ」とも呼ばれ、いわゆる御幣のような役割を持つものだったらしい。単に絶命させるためではなく、あの世へ行く魚への「贈り物」という意味もあるのだそうだ。

「サーモンメタルバット」が直接、その文化を受け継いで生まれたものかは分からないが、古からの「神聖な儀式」の流れをくむアイテムである可能性は高そうだ。

PAGETOP