福山雅治が興味津々で訪れた、墨田の「コカンスポーツ」 ご主人は福山さんに気付かず...
2016.09.28 06:00
「全然気づかなかった」
コカンスポーツは、東京都墨田区にある小坂冨士株式会社の建物1階にお店を構えるスポーツ用品店だ。店内には野球グローブやサッカーシューズ、テニスラケット、水着、スポーツウェアなど様々なスポーツ用品が所狭しと並んでいる。
話をしてくれたのは福山さんを接客した、小坂冨士株式会社の会長・小坂和明さん(79)とその奥様とお嫁さん。同社は1949年の創業で、スポーツ用品の卸業を営んでいる。小坂さんはその2代目で、現在は息子さんが3代目を継いでいる。「コカンスポーツ」は、同社の小売業を34年ほど前から担っている。
小坂さんに当時のことを聞くと、「全然気づかなかった」と笑った。奥様の心当たりによると、黒い帽子をかぶった背の高い男性と、それより背の小さい男性の2人組が福山さんとリリーさんではないかという。
二人と思しき人物が来店したのは、9月に入ってからのこと。入口を入ってすぐ右手のサッカーのシューズやすね当てが置いてある棚の前に並んで立っていたそう。奥様は他のお客さんを接客していたため、ご主人に接客を頼んだ。
ご主人「僕は『お兄さん、男前だね。俳優でもやったら』と言ったらしいんだけど、覚えてないの。うちの嫁さんたちがキャーキャー言って。『お義父さん!』なんて怒られちゃった。もったいないことしたねえ」
と苦笑いしていたが、福山さんにとっては舞台挨拶の「おいしい」トークネタになったに違いない。
奥様「福山さんだったらサインしてもらいたかった。二人がいたのは短時間だったし、毎日いろんなお客様がいらっしゃるからよく覚えられなくて。帽子を取ってくれたらよかったのにね。その時の変装の写真があれば思い出せるかもしれないのに」
福山さん主演の大河ドラマ「龍馬伝」も見ていたようで、残念がっていた。
お嫁さん「すごいですよ、だってこんな話ないですよ。ちょっとやそっとの芸能人じゃなくて、福山さんですよ!なんでみんな冷静でいられるのかなってくらい、私だけあたふたしちゃって」
と興奮気味に話した。