東京生まれ東京育ち28歳、でも「東京タワー」にのぼったことがありませんでした
2016.09.04 11:00
だんだんワクワクしてきた
東京メトロ日比谷線の神谷町駅。2番出口から地上にでると、ツートンカラーが目に入る。見慣れた光景ではあるが、「あっ! タワーだ」と喜んでみる。指をさすと、がぜん「おのぼり感」が増して、楽しくなってきた。記念すべき1枚目をパシャリ。
デジカメではないので、撮影ごとに「巻き上げ」が必要だ。シャッターチャンスを逃さないよう、撮ったらすぐ巻き上げる。わずか27枚しか撮れない。計画的に使っていこう。
東京タワーに着き、まずは土産物屋へ。観光スポットでよく見る「記念メダル」の自販機があった。このメダルに目がないK副編集長。「刻印機がタッチパネル式になった......」と肩を落としながらも、ガチャン、ガチャンと刻印されるのを見ていると、「オレはこの地に痕跡を残したんだ!」などと意味不明な昂揚感につつまれる。
昼食を食べて、いよいよ大展望台へ。調子に乗って、写真を次々撮っていると、残り1枚になってしまった。数年前に高さ306メートルで見つかった「謎の軟式ボール」も気になったが、ここはガラス張りの床「ルックダウンウィンドウ」にしよう。ヒヤヒヤしつつ、自撮りにチャレンジ。うまくいくか。
編集部近くの写真屋さんに現像を頼む。はたして、ちゃんと撮れているのか――。