Jタウン編集部「舛添ネタやるぞ~!昔のサイン本注文だ!」→届く前に辞職しちゃった...
「馬を持つようになって、品行方正になりました」
せっかくだから、内容を読み込んでみよう。本の主眼は、JRA(日本中央競馬会)の中央競馬と、各地にある地方競馬の今後について。両者の統合は容易ではないため、ひとまず地域の独自性を出して、ファンを獲得するのが先決だというのが氏の論旨だ。
「トゥインクルレース」(大井競馬場)のようなナイター開催や、女性ジョッキー活用などの地方競馬振興策を提案する一方、ファンのマナー低下に警鐘を鳴らしたり、サッカーのトトカルチョ(現在のtoto)導入に危機感を示すなど、馬主でもある舛添氏ならではの視点で論評している。
しかし、あいにく記者は、競馬門外漢。登場人物や競走馬などはピンとこない。専門知識がなくても理解できたのは、「生ケイバ」のやりとりで、
「ぼくは商売柄からか、ナショナリズムがあまりなくて(笑い)、外国の馬が来ると一所懸命外国馬の馬券を買うんです」
と、国際政治学者(当時)ならではのジョークを飛ばしたり、
「馬を持つようになって、品行方正になりました。本当にお金がかかるんですよ」
と、金銭面での苦労を語った程度。どうやら、興味本位で購入する本ではなかったようだ。