危機に立つ日本の「ラッコ飼育」
2016.03.27 07:47
水族館からラッコが消えるかも!?
水族館の人気者の代表とも言えるラッコですが、年々個体数が減っていて、水族館で見られなくなる恐れがあるかもしれないとのこと。
そんな中、三重県鳥羽市の鳥羽水族館に、1頭のラッコが仲間入りしました。名前はロイズ、10歳のオスです。
ロイズがやってきたのには、国内での繁殖を進めるためという大きなミッションがありました。
鳥羽水族館へラッコがやってきたのは、今から30年以上前のこと。
1984年には日本発のラッコの赤ちゃん「チャチャ」が誕生し、たちまち全国がラッコブームに沸きました。
人気とともにその数は増え、ピーク時には122頭にまでなりましたが、ここ数年で状況は一変。飼育数は13頭にまで減ってしまいました。