「拝、ボーズ!!」復活へ...お坊さんによるローカルラジオ、半年の「充電」終え帰ってくる!
エフエムくらしき(岡山県倉敷市)の人気番組「拝、ボーズ!!」が、半年の充電期間を終えて復活する。
パーソナリティーは、落語家の桂米裕さん(52)と、画家の天野こうゆうさん(47)。高野山真言宗の本山布教師でもある2人による「バラエティ法話番組」で、コミュニティFMの制作ながら、全国にファンがいる人気番組だ。
2001年に放送開始
「拝、ボーズ!!」は米裕さん、こうゆうさんに加え、ディレクターのM・前澤さん、女性アシスタントによる30分番組。女性アシスタントは、番組スポンサーの葬祭式場「いのうえエヴァホール」に由来して、「いのうえエヴァ子」と呼ばれている。
2001年に放送開始。「アイドル」「ストレス」「東京」といった週替わりのテーマをもとに、ときにアニメやプロレスなどの話題に脱線しつつも、かけあいで法話を広げるトークスタイルが話題となり、03年には放送界で優れた番組に与えられる「ギャラクシー賞」ラジオ部門優秀賞を受賞した。音源はポッドキャストで世界中に配信され、東京・大阪でトークイベントを開催するなど、ラジオファンの知る人ぞ知る存在だった。
しかし15年9月25日の放送をもって、予告なく番組は終了。番組Facebookでは「充電」とし、米裕さんによる「エネルギー充電○○%」との進捗報告が書きこまれた。なお10月からは同じ時間帯で、米裕さん単独の新番組「儀礼文化」がスタートしている。
「ひとつ、ごひいきに」
それから半年、ついに番組が復活する。こうゆうさんは16年3月8日、番組Facebookに「『目の覚めるメール』を大募集!」と投稿。米裕さんも18日放送の「儀礼文化」(22日・25日にも再放送)で、春から同時間帯で「拝ボー」が再開すると発表した。
「またわちゃわちゃと、私、桂米裕と天野こうゆうさんと、そしてアシスタントのエヴァ子ちゃん。この3人で繰り広げたいと思います。お笑い仏教バラエティってなことを言うております『拝、ボーズ!!』という番組。ひとつ、ごひいきにお願いしたいと思います」(儀礼文化から発言引用)
かくいう記者(20代男性)も高校時代から、ポッドキャストで番組を聞いている。本編のみならず、ポッドキャスト限定の「おまけ」を毎週楽しみに生きてきた。再開の報に大興奮しているのだが、復活後もポッドキャスト配信されるかについては、いまのところ発表されていない。