ああ、魅惑の「福しん」よ! (ほぼ)東京ローカル、優しさあふれる中華の世界
プラス100円で「半ラーメン」追加
公式サイトを見てみると、まずメニューから優しさが伝わってくる。1杯390円の看板商品「手もみラーメン」をはじめ、490円の「特製タンメン」、450円の「焼豚チャーハン」など、低価格商品がズラリと並んでいる。
低価格なだけなら、日高屋や幸楽苑といったライバルは多いが、福しんの優しさは彼らの比ではない。メニューをよく読むと、「手もみラーメン」なら503.03キロカロリー、「焼豚チャーハン」なら811.78キロカロリーと、なんとカロリーが小数点以下2位まで表示されているのだ(なぜか公式サイトでは、カンマで区切られている)。
これだけも十分特徴があるのだが、福しんには最大のメリットは「おともラーメン」。いわゆる半ラーメンのことで、定食や丼に100円追加することで、スープがラーメンに化ける。わずか100円の差であれば、「おとも」を付けなきゃ男がすたる。
取材するにあたり、あらためて定番の「A定食」(レバニラ炒め)を頼んだ。もちろん「おとも」は付けるが、ダイエット中なので「一口ライス」にしてもらう。しめて620円。これだけ安いのに、半年先まで使える「サービスチケット」までくれた。味付たまごや冷奴、杏仁豆腐(ハーフ)がタダで食べられる、優しさのかたまりのような1枚だ。