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コスプレで楽しむ湯河原の「LCC旅館」 ワクワクが止まらない宿に泊まってきました!

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.03.07 13:17
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   2016年3月1日、湯河原に今までにない全く新しいコンセプトの宿「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」が誕生しました。日本の旅館の良さを残しつつも不要なサービスは削ぎ落とした、いわば"LCC旅館"です。

   宿、食事、アメニティなどを分離させ、自分たちで欲しいサービスを組み合わせるという画期的なシステムです。

記者は"中世のメイド"になりきり

   サービス以上に特徴的なのが、外国人にも喜ばれそうな「ザ・日本」を体現したようなデザインの館内。中では、コスプレを楽しんだり、京都や東京の"風景"と一緒に写真を撮ったりできる、アミューズメント感たっぷりの演出がウリです。

   ということでさっそく記者も、2月19日、"体験お泊り"してきました。結論から言えば、童心に帰っての夢心地。あっという間の1泊2日でした。

   宿のある湯河原は、品川から90分、熱海、箱根からほど近い、泉質が良いことで知られている、落ち着いた温泉地です。宿は駅から車で10分弱の山間の静かな環境にあります。神社の入り口を思わせる真っ赤な鳥居が印象的で、外観も内装もスタイリッシュでワクワクが止まりません。

   さっそく中へ...。入るとそこにあるのは大きな提灯のぶら下がったエントランス。靴を脱ぐと正面には複数の凧があがっています。祭囃子が心地よく、古き良き日本を訪れたような印象です。

   何より楽しかったのはコスプレです。旅館でコスプレなんて、信じられませんよね。コスプレルームにはドラゴンボールの孫悟空やお相撲さん、ゴジラ、メイドさんなどたくさんの衣装があり、好きな衣装を選んで着ることができます。記者が宿泊した当日はプレオープンパーティの日で、女将を初め、ほとんどの従業員がコスプレ衣装を着ていました。みんなノリが違います。

   ということで年甲斐もなく?コスプレチャレンジ! "中世のメイド"のコスプレを選んで、各地のパネルの前で写真を撮ったり、中学生以来持ったことのない筆を取り、習字をしたり、裾を少し上げて階段を登ったり、普段の自分とは全く違う別人になった感覚で楽しみました。

   料金は、3月1日からは3時間500円、6時間1000円、翌10時まで1500円。スタッフの中にプロカメラマンがいるので、2000円で写真を撮ってもらえます(要事前予約)。※東京バーゲンマニアのクーポンを使うと6月末まで無料になります。

   館内の壁には、京都や東京などの風景が描かれていて、どこで撮っても華やかな写真が撮れますが、撮影スポットとしておすすめなのは、ロビーの大きな提灯の下。艶やかな大きな赤い提灯が印象的で、ガラスに映った提灯も美しく、絵のようにまとまります。

これぞ日本!本気の天然かけ流し温泉

   大浴場や宿泊する部屋は打って変わって寛げるスペースです。大浴場は天然のかけ流し温泉で、温度が高くなると担当が湯をかき回して温度を下げるという本格的な宿でもあります。女性は浴衣の柄も選べますし、宿泊する部屋には大きな富士山や絵の複製などが描かれており、斬新ではありますが、きちんと掃除された畳の部屋で、窓の外には山や大自然が広がります。

   単に奇をてらった宿、というわけではなくちゃんと"楽しむ場所"と"くつろぐ場所"が計算されています。

   2段ベッドのドミトリーやシャワー室も完備されており、外国人に使いやすいと思います。

   5月末まで特別価格で4人部屋はひと部屋一泊1万1700円、6人部屋は2万4500円、ドミトリーは1名2900円円。仲居さんがお茶を入れてくれるとか、食後に布団を敷いてくれるというようなサービスを取り払ったため、リーズナブルな価格なんです。

   けん玉や習字などのアクティビティ、コスプレ衣装の貸出し(3時間500円、6時間1000円、翌10時まで1500円)などもあり、館内だけでも十分楽しめます。

   湯河原駅への送迎も定刻で行っていて、電車で出かけても不自由はしません。チェックインが15時~21時、チェックアウトが7時~11時と、幅広いニーズに合せた時間帯設定も嬉しいところ。 湯河原周辺では幕山へのハイキングや蛍狩り、各種祭も行われており、熱海や伊豆、箱根に足を延ばすにも便利な場所なので、一度訪れてみるのもいいかも。

   詳細は公式サイトから。

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