2016年2月5日夕刻、鹿児島県の桜島が爆発した。2000メートルを超える噴煙が立ち上り、噴火警戒レベルも2から3に上った。 19時のニュース番組では、噴火する桜島の姿が詳細に映し出され、全国にオンエアされた。夜空を染める真っ赤な炎。火の粉も飛んでいる。時折、雷のような閃光も......。 これは大変な事が起った! ニュースを見た人は、そう思ったに違いない。ニュースを伝えるアナウンサーの声も心なしか緊迫している。ところが......! 「ヤフーニュースのトップを飾っていて笑うw」 桜島観光ポータルサイト「みんなの桜島」より どうやら地元はいたって平静なのだ。上は、桜島観光ポータルサイト「みんなの桜島」の告知だが、顔文字入りのカジュアルなもの。下のような告知内容だ。 2016年2月5日18:56、桜島が久しぶりに爆発しました! 去年まで毎日起こっていた「いつもの」噴火と同じ規模です(^^)噴火警戒レベルが3になりましたが、桜島ではいつものこと、規制も特にありませんよ~。 またなにかあったらお知らせしますね(^^) ツイッターに寄せられた地元の人々の声は、こんな調子だ。 桜島の噴火。地元民からしたら、「わー、ひさしぶり。2200m?ふっつー。今日風弱くて良かったー。」で終わるのに、ヤフーニュースのトップを飾っていて笑うw — ナッシュ (@kexira08) 2016, 2月 5 桜島の噴火、トップニュースにするとかなり深刻そうに見えるけど、地元人にとっては日常だよねー。5000mも噴煙が上がったりするのに今回は2000mちょい。噴火の心配より洗濯物の心配ww— ともこ (@tmkxo3) 2016, 2月 5 日付変わって昨日の桜島の爆発的噴火。天文館で飲み会に参加していましたが、爆発に気づかず...(^_^;) 家に帰ってきて、ニュースで大きく報道されていることにビックリ! 地元ではそんなものです。— 夏生 (@Natsuki_KOJ) 2016, 2月 5 ん!?桜島噴火したんですか!?し、知らなかった...※地元民— 三日月くれbot (@yzkrkgk) 2016, 2月 5 「ヤフーニュースのトップを飾っていて笑うw」「噴火の心配より洗濯物の心配」といった声に加え、「気づかなかった」などという人が、思いのほか多かった。 桜島噴火の新聞記事、全国紙ではそれほど大きくない。でもそれ正解。地元民にはこの前の大雪の方が大事件。夜だからかなり衝撃的映像ではあったけど...あとはどこに火山灰が降るか。桜島上空の風向き大事。人の住んでないとこにいくことを祈ってます。— うめ (@mamaireajw7151) 2016, 2月 5 @amneris84 生まれた時から当たり前に噴火して灰を降らせてる桜島ですが、地元はたくさんの恩恵と鹿児島の絶大なシンボルですので、多少のことは日常で済ませてしまいます。しかし、鹿児島は桜島の噴火や台風よりも...雪の方が大慌てました(笑)— 明智 幽実 (@akechiyumi1972) 2016, 2月 6 噴火よりも「大雪の方が大事件でした」という声が多い。 桜島(Tamaki Sonoさん撮影,Flickrより) 「みんなの桜島」では、上記の投稿に続き、「【噴火は日常】【レベル3はいつものこと】ってホント?」という記事を更新。 「各メディアで大きく取り上げられておりますが・・・、これくらいの噴火は鹿児島の人々にとって日常の景色。「いつものことなのになんであんなに大きなニュースになるのだろうか」と思ってる県民も少なくないと思います」 とした上で、グラフを交えて桜島の噴火が「日常」であることを説明している。 「私たちの生活はレベル2でもレベル3でも特に変わりません。この機会に、世界でもとても珍しい「日常的に噴火する桜島」を知っていただけるとうれしいです!」(みんなの桜島より)