「京都に引っ越した私が、1カ月で再びの転居に追い込まれた理由」(京都府・30代女性)
引っ越しには入念な準備が欠かせないが、いつもいつも十分な余裕があるとは限らない。転勤などの場合、大慌てで家を探さざるを得ず、結果として痛い目をみることも......。
今回は、京都府のSさん(30代女性・銀行員)の体験談を紹介したい。
家賃と通勤時間だけで決めた物件は...
夏を前に、京都に転勤するよう命じられました。まったく突然の話です。引っ越しの準備期間はわずか1週間。
京都といえば観光旅行で何度か出かけた程度で予備知識もほとんどありませんでしたが、時間もなかったので、家賃と通勤時間だけを基準に現地を訪れることもなく物件を探すことにしました。京都での勤務はどうせ2年程度、とも聞かされていましたし。
幸い、予算の範囲内で私の希望する条件の物件を抑えることができました。大きめの通りにもほど近いアパートです。「結構いい部屋見つけられたな。掘り出し物だったかも」――そんな具合で私は、京都での新生活を楽しみにしていたのですが......。
毎日トラックが通って眠れない!
住んでみると、すぐに問題に気づきました。
京都は、住宅が密集していて道が狭いせいか、トラックなどのルートが、比較的広い道路に集中しています(なので、特に観光シーズンは渋滞がひどいです)。その上、日中は観光客が多いせいか、かなり夜遅い時間までトラックが走ります。
もうお分かりかと思いますが、我が家の近所は、こうした深夜トラック便がひっきりなしに行きかう場所だったのです。
おまけに、盆地のため夏はとにかく暑い。クーラーが苦手なこともあり、夜寝るときは窓を開けざるを得ないのですが、するとトラックの爆音です。とてもじゃありませんが安眠できません。
上の階の住人もうるさくて...
そんな状況ですから、疲れは体に蓄積する一方です。辛うじて眠れている間にも、ストレスが刻一刻溜まっているような感覚で、起きても全然活力がわいてきません。
しかも悪いことに、建物がそこそこ古いこともあって、上の階に住んでいる人の足音がひどく響いてきます。しかも夜型の暮らしのようで、かなり遅い時間まで聞こえてくるのです。こちらは大家さんにも相談しましたが、一向に改善されませんでした。
仕事の都合上、朝は6時には起きて家を出るような生活ですから、こんな住環境ではやっていけません。結局、1カ月で部屋を解約し、新しいアパートに引っ越す羽目になりました......。
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