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み~んな大好き、キムタクごはん! 長野県塩尻市の「給食の定番」とは

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2016.01.13 17:00
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SMAPの解散報道が話題だが、長野県の一部では違った反応を見せる人々がいる。

キムタクごはんとは、長野県塩尻市の学校給食が生んだご当地グルメ。でも、どうして「キムタク」なの? 木村拓哉とは関係あるの??

給食の定番の「キムタク」との関係は......?
給食の定番の「キムタク」との関係は......?

2002年に誕生

キムタクごはんは、子供たちに地元の漬物により親しんでもらおうと、2002年に栄養士の上野保佐美さんが豚キムチをヒントに開発した。市内の小中学校では残されることがほとんどないほどの人気を誇っている。

キムチとベーコン、たくあんを炒め、しょうゆで調味し、ごはんにまぜるというシンプルな料理。キムチとたくあんだから「キムタク」と名付けたとのことだ。詳しいレシピは、市の特集ページにも掲載されている。

おいしさと栄養バランスを両立し、ユニークなネーミングと炒めて混ぜるだけの簡単な調理でヒットした。「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)でも紹介され、いまではコンビニでの商品化や、まぜるだけで簡単に作れる素も開発されているなど、給食の枠を飛び越えて、ご当地メニューとしての地位を確立している。

誕生の裏には「自校給食」

インパクトあるメニューが生まれた背景には、市の給食への取り組みがある。公式サイトによると、小中学校に栄養士と調理員を配属し、それぞれの校内で給食を作る「自校給食」の形式を徹底しているという。給食センターでの調理ではなく、子供たちの声を聞きながらの献立作成が人気メニューを生んだのだ。

オリジナルメニューには「キムタクごはん」だけでなく、プルコギを乗せた「ヨン様丼」なんてのもあるが、すべてがネーミングありきではない。「地産地消」をモットーに地元食材を積極的に使い、食器にも地元の民話をモチーフにしたデザインを採用。市ゆかりの歌人・太田水穂にちなんだ「水穂汁」のような、地域に根差した献立も考案されている。食を通して、郷土愛をはぐくむ食育を実践しているということだ。

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