今年もいろいろあったけど...事件も何もない、普段の靖国神社を歩く【現場2015】
2015.12.29 17:00
大鳥居に嫌がらせ落書き続出!...は本当?
大鳥居に戻ってきた。そういえば昨年の話になるが、この鳥居にハングルで嫌がらせのような落書きがされていた、というニュースが世間をにぎわせたことがあったことを思い出す。
柱を見てみると、確かに「不届き者」の落書きが少なからずある。
もっとも、一番多かったのは日本人のカップルによると思われる「相合傘」だ。30年以上前の日付がある、かなり年季の入ったものもある。
大きく掘りこまれていた「夜桜」は暴走族か何かのチーム名だろうか。
中国語、英語のものもあるにはあるが、ほんの一部だ。そもそも、境内の解説は日本語と英語の方は充実しているが、中国語や韓国語にはあまり対応していない。少しばかり気になるところだ。
ということで、靖国の散策を終えた。「日常の靖国」は、思った以上に見どころが多い。靖国をめぐるさまざまな論争に興味がない人でも、ゆったり受け入れてくれる懐の深さがある。心だけは敬虔に、気軽にお出かけしてみたい。