ココからあなたの
都道府県を選択!
全国
猛者
自販機
家族
グルメ
あの時はありがとう
旅先いい話

シャッター商店街の再起は可能か? ゆるキャラ、イベントでも決定打出せず...次の一手を探る

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2015.12.27 07:23
0

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年12月17日放送で、「商店街創生センター」について取り上げていました。

「商店街」とは、経済産業省によれば「小売店や飲食店およびサービス業を営む事務所が近接して30店舗以上あるもの」という定義があり、現在日本には1万2568の商店街があります。バブル期には最盛期を迎え、商店の数が70万以上になりましたが、その後さまざまな事情で焦点の閉店が相次ぎ、2007年には43万以下にまで減少しました。人々が買いに行く場所としては郊外型のショッピングセンターが主流に。こうして日本全国に「シャッター商店街」が多く存在することとなったのです......。

この状況を受けて京都で新しい試みが行われています。2015年10月に「商店街創生センター」という組織が設立されたのです。これは現在、京都府内にあるおよそ300の商店街を活性化するために府と民間が一体となった組織。

京都有数の商店街である錦市場のすぐ横に開設され、京都の"元気な商店街づくり"のサポーターとして活動をスタートさせました。

商店街の賑わいを取り戻せ

商店街活性化のために商店街創生センターがまず行ったのが、府内に300ある商店街のカルテづくりです。実際に商店街を回って、その実情を直に確認してその問題点を明らかにしていきます。

とある日に訪れたのは、近鉄新田辺駅前にある「キララ商店街」です。1970年の創業時の活気は今はなく、シャッター商店街に......。今から15年前にキララ商店街と駅を挟んだ反対側に大型ショッピング施設ができて、それ以降人の流れが変わり、そもそも商店街を通る人が減ったのがシャッター化の原因なのだとか。

キララ商店街のキャラクター「キララちゃん」(Takashi Nishimuraさん撮影、Flickrより)
Kirara-Chan(Kyo-Tanabe City, Kyoto Pref.)

とはいえ手をこまねいて見ているだけではありません。ゆるキャラ「キララちゃん」を作ったり、「いす-1グランプリ」という椅子に乗って速さを競うイベントを開催したり、世の中の話題になることを発信し続けています。ですが売上げアップにはつながらなかったため、商店街創生センターに相談したのです。

この地はもともと、一休さんがひと休みした場所と伝えられています。これもうけて、今後は「いす-1グランプリ」発祥の地としても、椅子にこだわったイメージづくりで街づくりをしていくとのことです。

日本全国には再生に成功した商店街もいくつか存在します。そのサポートに商店街創生センターが一役買ってくれるのか?!今後の活動に期待ですね。(ライター:ツカダ)

PAGETOP