大和ミュージアム好調だけど...「観光客がすぐ帰ってしまう」呉の悩み
夜まで観光客が留まらない!?呉市の課題とは
2002年、市制100周年をきっかけに、呉市は屋台を観光の目玉にしようと動きました。それまで、市内の様々な場所に点在していたものを蔵元通りに集め、さらに、新たな8軒の屋台が加わり、屋台通りを整備しました。
当時は話題を呼び、多くの観光客で賑わいましたが、現在は、多い時に比べると、売上は3分の1になったといいます。屋台通りの売り上げは、リニューアルした2002年に1度は持ち直すものの、年々落ちているといいます。
2014年、呉市に訪れた観光客は、約308万人。大和ミュージアムの存在が多くの人を呼んでいます。しかし、宿泊客は、1割程度の約38万人に留まっています。
呉市は、大和ミュージアムを見終えた観光客が、宮島などの別の場所に移動していると分析しています。
屋台「かさ」の店主は、いずれは世界遺産となれるように、とにかくやり続けるだけだと話していました。屋台の活気や良さが広まり、呉市の観光客獲得の要となるよう、頑張り続けてほしいですね。(ライター:haruhana)