平日の昼下がりの住宅街で、女子学生に「お願い」した小太りの男【事案ウォッチ】
全国各地の「防犯メール」の中から、気になった事案を紹介する本連載。今回は、東京都の「メールけいしちょう」へ寄せられた声かけ事案を取り上げたい。
切ない男......（Matthias Rhombergさん撮影、flickrより）
「胸を揉ませてくれないか」
2015年10月2日、16時ごろ。荒川区東日暮里6丁目の路上で、声かけ事案が発生した。
平日の午後4時頃、家路についていたと思われる生徒（おそらく女性）が通行中に男から声をかけられた。身長が170cmくらいで小肥りだったという男性は、彼女に対して「胸を揉ませてくれないか」と言ってきたという。
平日の昼下がり、住宅街での話である。酔客の多い繁華街で起きた事案ではない。色々と常識を無視した不審者だ。
帰宅途中の生徒を売春婦にでも勘違いしたのか？「胸を揉ませてくれないか」の後には、「1万円払うから...」といった発言が続いていたのかも知れない。男は40代だったという。何も言わず逃げ去る女子生徒を、後頭部をかきながら苦笑いで見送るうだつのあがらない男。
なんだか、ヒッピー全盛時代のアメリカン・ニューシネマのワンシーンを思い起こさせる声掛け事案である。
