「地元愛が強そう」な都道府県といえば？ 3位沖縄、2位福岡...1位は関西のあの大都市！

プロ野球チームの本拠地ほど地元愛が高い！？

まず、どの都道府県に票が集まったのか見ていこう。

1位に輝いたのは309票を獲得した大阪だ。産業の中心地として古くから栄え、数世代さかのぼれば地方からの移住者だったりする。それなのに、だれもかれも大阪に染まってしまう――そんな不思議な魅力がある。
少し話は脱線するが、ＪＲ大阪駅の発車メロディは、やしきたかじんさんの「やっぱ好きやねん」だ。またＮＨＫ大阪で毎週土曜日午前中に放送している番組のタイトルは「あほやねん すきやねん」。
好きという言葉を発するのに、ためらうことがあまりない府民性であることを知っている人が投票したのかも。
同じように地方からの移住者が多い東京は、たった11票しか獲得できなかった。うち8票は東京都民が投じている。

2位は得票数196の福岡。九州一の大都会ながら豊かな自然も残っている。
以下、3位が沖縄で174票、4位が広島で137票、5位が北海道で125票、6位が京都で120票、7位が愛知で103票と続く。

沖縄と京都は別として、上位にランクインした府県はプロ野球チームの本拠地を有する。ファンの応援は熱く、観客動員数も上々だ。プロスポーツチームは、地元愛を育む促進剤になっている。

同じデータを得票数の多い順に並べたのが下の表だ。

得票数1ケタの県が12もあった。その中には人口700万人を超える埼玉も含まれる。福岡との結びつきが強い佐賀や、愛知の植民地と陰口を叩かれる岐阜も40位以下。隣県の影響力があまりに強く、個性の薄いところばかりだ。そうした地理的条件から「地元愛は強くない」と判断されたのだろうか。