10月1日は「10(テン)・1(イチ)」ということで、天一すなわち「天下一品の日」だ。この日にお店に行くと「ラーメン一杯無料券」がもらえるとあって、毎年10月1日は各地の天一に行列ができる。 というわけで、今回のJタウン探検隊の舞台は天一。目指すは無料券ゲットだ。 30人以上がずらり...地元住民「こんな行列初めて見た」 2015年10月1日正午。東京・神田駅前の天下一品には、長蛇の列ができていた。 人の多さにあ然とする記者 昼休み組に先んじるため、少し早めに到着したつもりだったのだが、すでに30人はいるだろうか。 「うわー、並ぶとは思ったけど......」 「ここまでとはなあ......何分くらいかかるよ、これ」 若い男性2人連れがうなった。しばし時計を見たり、店内を覗いたりして考え込んでいた彼らも、やがて意を決したように列に参加する。記者がしばらく写真などを撮影している間にも、こうして列はさらに伸びていき、最後尾はいつしか20~30メートル離れた交差点にまで達していた。 「これは......何に並んでいるんですか?」 通りがかった近所のおじいさんが、列の1人に尋ねた。「これはラーメンのお店で......今日はスペシャルな日で......」というざっくりとした説明に、納得したのかしないのか、「はあ、ラーメン。長年神田を歩いていますが、こんな行列初めて見ましたねえ」と列をしげしげと眺める。 店員たちはフル稼働! ボヤボヤしていると際限なく行列が伸びていきそうなので、記者も身を投じる。お馴染みの提灯型看板はまだまだ遠い。さて、何分かかるか――。上記の2人組は、 「15分待って、動かなかったら帰ろうか......」 と早くも弱気を漏らしている。 ところがいざ並んでみると、列はかなりのハイペースで前へ前へと進む。記者はツイッターで行列の様子を「実況」しながら待っていたが、思った以上の回転の速さで、あまりつぶやく余裕もないまま、およそ10分後には店内に入ることができた。 席に着いて様子を見ていると、その理由がわかった。 「こってり並一丁! にんにく少な目!」 「こってり大お待たせしましたー!」 店員さんたちが、とにかくフル稼働しているのだ。考えてみればこの日に客が押し掛けるのは、毎年の恒例行事。天一の迎撃態勢も、さすがに完璧ということか。客たちもさすがに長居はしづらいので、こころもち急ぎ目に麺をすすって、いそいそと引き上げていく。 そういうことで、記者も――。 いつものおいしい「こってり」でした 定番の「こってり」を早々に完食。お目当ての無料券をゲットして、店を後にした。 この日はあいにくの空模様。外に出ると、そろそろ本格的に雨が降り出していた。そのせいもあってか人数は少し減っていたものの、なお20人近い人が傘を差しながら、席が空くのを待っている。 ゲットした無料券 こってりの魔力、恐るべし。無料券を胸ポケットに差し入れ、記者は雨の中を、小走りで神田駅へと走った。