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「2025年大阪万博」やるメリットあるか? 経済効果デカいが...負担も馬鹿にならない

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2015.09.20 07:38
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[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年9月11日放送で、「万博の光と影」について取り上げていました。

開催当時の万博会場(m-louisさん撮影、Flickrより)
Korean Pavilion

2025年の万博誘致が2016年から始まるにあたって、大阪が名乗りをあげるかを年内に最終判断するとのことです。大阪府・松井知事は「2020年の東京五輪のあとは万博と、そういう賑わいをつくりたい」としています。万博は2015年にイタリア・ミラノ万博、2017年にカザフスタン・アスタナ万博、2020年にアラブ首長国連邦・ドバイ万博が決まっています。

2015年4月から誘致検討会を4回行い、8月25日に報告書を公表しました。それによると、万博開催の経済効果はおよそ2兆8859億円とのこと。今のところの開催候補地は、万博記念公園+彩都東部、服部緑地、鶴見緑地、舞洲、りんくう、大泉緑地の6か所だそうです。

とはいっても問題なのは"巨額の開催費用"。2005年に開催された愛知万博(面積173ha、来場者2200万人)と同規模の万博が開催されるとすると、会場建設費でおよそ1500億円、運営費としておよそ630億円がかかります。

盛り上がった愛知万博の会場も今では

2020年の東京五輪でも問題になっていますが、ビッグプロジェクトにつきものなのがインフラ整備とそれに伴う巨額の出費です。モリゾーとキッコロのキャラクターが人気を博した2005年の愛知万博(愛・地球博)の総事業費は3460億円でした。かつて愛知万博が行われたメイン会場は、「モリコロパーク」という名前の公園になっています。

開催当時の愛・地球博会場(柏翰 / ポーハン / POHANさん撮影、Flickrより)
マーク

公園内には、映画「となりのトトロ」に登場する主人公の家を忠実に再現した「サツキとメイの家」が残っています。万博当時は連日多くの人が詰めかけ予約が取れないほど人気でしたが、今は平日はほとんど空いているそうです。万博後に改修してオープンしたのがアイススケート場と温水プールです。公園自体の入場料はとっていないので、こうした有料施設は貴重な収入源となっています。

それでも広大な公園を維持管理するためには年間約10億円かかり、そのうち約6億円が税金から支出されています。

大阪で万博が開催されたら行ってみたいと答える府民が76%ということで、期待をする声は少なくないようです。巨大イベントがもたらす「光」と「影」。大阪復活の「起爆剤」になってくれるなら嬉しいですが、個人的にはちょっと複雑な思いがあります。(ライター:ツカダ)

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