「世界一居心地がいい」外国人が絶賛する、宇多野ユースホステル

[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2015年8月3日放送で、「京都市宇多野ユースホステル」について取り上げていました。

「ユースホステル」とは1900年代初めにドイツで始まった、青少年に安全かつ安値で宿泊場所を提供しようという運動と、それに伴って生まれた世界的な宿泊システムのことです。日本では1951年にスタートして最盛期の70年代には500施設以上ありましたが、旅の選択肢が増えてきてどんどん減ってきました。

ですが最近になってユースホステルは再び注目を浴びているのです！

京都市右京区の「京都市宇多野ユースホステル」は、近代的な雰囲気の中に京都的な感覚を活かした造りが外国人に好評で、"世界で一番居心地の良いユースホステル"に選出されています。

外国人注目のユースホステルの魅力とは？

「京都市宇多野ユースホステル」は1959年に作られ、2008年に現在の形に改装されました。外壁にはガラスを多く使い、光を多く取り入れる造りになっていて、とても明るい施設です。

一番小さなツイン（2人部屋）は大人ひとり1泊4110円（食事別）。明るくてシンプルな造りで、トイレとお風呂が部屋の中にあるのがポイントです。基本的に相部屋となる6人部屋には、京都ならでは北山杉を使って作られた二段ベッドが特徴です。ベッドラックやコンセントもついていてプライベートも守れますし、ロッカーも鍵がかかるようになっています。相部屋の場合大人ひとり1泊3390円（食事別）です。

そして大浴場は大きな窓で明るく清潔な雰囲気になっています。食事は食堂で提供され、夕食は970円でご飯はおかわり自由です。料金をもっと安く済ませたい人のために自炊施設や冷蔵庫もあるのでとっても便利ですよ。

夕食の後の時間に毎晩行われるイベントもユースホステルの魅力のひとつ。地元の大学生による施設近辺の観光スポット案内や地元ミュージシャンによるジャズライブなどが行われます。

ほかにも京都には、町家を利用した「清水ユースホステル」や茅ぶき民家を利用した「美山ユースホステル」などもあって、特色や雰囲気を楽しめるユースホステルがたくさん。旅の楽しみが増えますね。（ライター：ツカダ）