古田織部のゆかりの地!! 濃厚生クリームソフトが絶品の「道の駅織部の里・もとす」
2015.07.01 18:00
日本人の美に多大な影響を与えた古田織部
古田織部といえば、近年、マンガ「へうげもの」で取り上げられ、若者層にもその名が広まった戦国武将の1人。「へうげもの」では、武功ではなく自分の好み(織部好み)のために命をかけるひょうげた(面白おかしい)武将として描かれています。
史実の古田織部も、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と三英傑に仕え、千利休から茶の湯を学び、独自のセンスで美を追求した人物。師匠の千利休が「簡素」であることに美を見出したのに対し、古田織部は「崩れていること」に美を見出し、新しい美術的価値を創りだしました。
こちらの展示施設では、そんな古田織部が愛した緑色の陶器「織部焼」の数々や、織部好み風の茶室を見学することができます。
織部好みとは、古田織部が好きなものという意味。芸術家であり武将であった古田織部は、動的で自由、おおらかな雰囲気のものが好きだったようです。
展示施設の最後には織部焼の体験コーナー(要予約)があり、大皿や茶器に絵付けを行うことができます。
まっさらな陶器に、自分の好きな絵を入れるのもよし、織部風の文様を描くもよし。世界で1つだけの織部焼ができます。
杉山さん「この展示施設は、以前は有料施設だったのですが、現在は無料なので、毎日、多くの方に訪れていただいています。体験コーナーでは、織部焼の釉薬(焼くとガラス質になる液体)をかけるところまでを自分で行い、約2週間後、焼成された陶器が自宅に届きます。来訪の思い出に織部焼の美しい緑色の陶器を作ってみてください」