庭の植木や花も、ご近所トラブルの原因になりやすい。なにしろ平安時代成立の「今昔物語集」にも、お隣との紅葉をめぐるケンカの話が載っているくらいだから、よほど古い。中でもよくあるのが、「散った花や落ち葉が、境界を超えてうちの庭に落ちてくる」という類の話だ。確かに多量の落ち葉は始末に困る話だが、青森県のPさん(30代女性・主婦)のお隣さんの場合、いささか過剰反応の感も......。 画像はイメージです(sonica@2006さん撮影、Flickrより) すぐに警察を呼ぶ神経質なお隣 実家の隣の家の奥さんは、ご近所でも有名なトラブルメーカーです。普段は比較的普通の人なのですが、少しでも気になることがあると、かなり大げさに騒ぎ立てるくせがあります。家庭内の小さな喧嘩でもすぐ警察を呼ぶので、けたたましいサイレンの音に驚かせられるのが、もはや日常茶飯事になっています。 ある日のこと。我が家では庭にあじさいを植えているのですが、大きくなったあじさいの葉が一枚、気づかないうちにお隣の庭に落ちてしまいました。そしたら大変。奥さんがすぐに怒鳴り込んできて、 「お宅の家では、人の敷地に物を落としても平気なの!?」 父が平謝りして帰っていただいたのですが、それでも収まらなかったのか、翌日そのあじさいの葉と、自分のところの庭の落ち葉を混ぜたものを、こちらの庭に捨ててきました。「それで気が済むのなら......」と黙っていたのですが、その次の日も庭を見ると、明らかにうちのものではない落ち葉が。さらにその次の日もです。 「そのあじさい、少しちょうだい」 さすがに参った父が、ジュースの詰め合わせを手土産に、再び謝りに行きました。すると、 「物が欲しくて言ったわけじゃないわ。今度から気を付ければいいだけよ」 と言いつつ、無事ジュースを受け取ってくれたそうで、以来そうしたことはなくなりました。 さて、この話にはちょっとした後日談があります。しばらくして、母が庭の草取りをしていた時、件の奥さんがひょいと覗きこまれて、 「お宅のあじさい、なかなかいいあじさいよね。ちょっと分けてくれない?」 と言ってきたというのです。もめても嫌なので、仰せのとおりにしたのですが、葉っぱ一枚落ちても怒るのに、そのあじさいをくれ、と言い出すなんて! 家族全員呆れちゃいまいました。 あなたの「ご近所トラブル」投稿、募集します Jタウンネットでは、あなたや周囲の人が遭遇した「ご近所トラブル」体験談を募集しています。 寄稿フォームないしはメール(support@j-town.net)で、具体的なエピソード(500字前後~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。 なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください。