「上野東京ラインが開業から100日連続で遅延記録を更新している」は本当か?
関係ない時間帯の事故もカウントされている!?
実際のところはどうなのか。6月23日の朝日新聞が報じたところによると、JR東日本が3月末から5月末の平日41日間を対象に朝のラッシュと夕ラッシュで5分以上の遅れを調査したところ、東海道線は32回と前年同期19回の1.7倍に増加。宇都宮線は38回(前年同期28回)、高崎線は34回(同22回)、常磐線は38回(同27回)といずれも10回以上増えていたという。
JRの調査が正しいのなら、開業から100日連続して遅延したという投稿には首をかしげざるを得ない。「実際には遅延しなかった日もある」というツイートもある。
このタグで盛り上がっている人(笑)に、「夜間で栃木県内であった人身事故を日数にいれてるけど、その時間帯上野東京ラインの営業終わってて遅延してないよ」っていうと消されます!!!!!!!!ご注意ください!!!!!!
#上野東京ライン100日連続遅延達成記念
— 電波く総武 (@development_05) 2015, 6月 21
東京駅の上野東京ライン(宇都宮線・高崎線) 上野・宇都宮・高崎方面の平日ダイヤを見ると、最終は23時5分宇都宮行。
また上野駅の同ライン品川・横浜・小田原方面の最終は、22時54分の平塚行。
これら列車が上野~東京間を通過した後に遅延が起こっても、それを上野東京ラインの遅延に含めるべきか、議論の余地はありそうだ。