疲れて「せこい」と言ったらあわや大ゲンカ...各地の「実は方言」だった言葉
石川「こけの味噌汁っておいしいよね」
(1)「なん(何、~なの?)」
関西地方の友人とバスケットボールの試合を見に行ったとき、スコアボードが見えにくかったため、「ねえ今、なんなんなん?」と尋ねたところ、友人からは返答なし。
「なんなんなん=何(対)何なの?」という意味だったのですが、伝わりませんでした。子どものころから当たり前に言っていたのでびっくり!
(2)「かたがっとる(傾いている)」
東京にインターンシップの研修に赴いたときに、傾いている箇所を見つけたので「かたがっとるよ」と伝えたのですが、相手は不思議顔。そうか、これは方言かと思い「かたがっているよ」と言い直したものの、表情は変わらず。話を聞くと、傾く=かたがる自体が方言とのことでした。
(3)「ドブス(溝)」
道路横の排水溝などの溝のことを「ドブス」と呼びます。主人いわく、県外から来た人に「今日、ドブスにはまって~」と言うと、たいていは「ええっ?!」と驚きの声が返ってくるそうです。
(4)「こけ(きのこ)」
小学生のころ、「こけの味噌汁っておいしいよね」と埼玉に住む親戚に話したら、「コケなんか食べちゃダメよ!」と怒られてしまいました。県外では、こけ=緑色の苔なんですね。(石川県・20代女性)