挿絵の世界に酔う...29日から新宿・紀伊国屋で展覧会! 美女から戦闘機まで
新聞や雑誌に連載された小説の挿絵、単行本の表紙・装丁。物語そのものだけでなく、その雰囲気を表現したイラストやデザインも本の世界を彩る魅力のひとつ。そんな「出版美術」の世界を紹介する展覧会「~本の世界を彩ってきた挿し絵画家達の原画展~JPAL紀伊國屋展2015」が、5月29日から紀伊国屋書店新宿本店4階の紀伊国屋フォーラムで開催される。
主催は日本出版美術家連盟(JPAL)。14年に開催した「粋美挿画展」の好評を受け、開催が決まったという。今回は、明治末から戦後にかけて活躍した挿絵画家の作品・資料を収蔵する弥生美術館(東京都新宿区)が協力。竹久夢二らと並び昭和初期に一世を風びした挿絵画家・高畠華宵や、イラストレーターとして唯一星雲賞特別賞を受賞したSF画家・武部本一郎が手掛けた貴重な原画の一部が展示されるという。
また、この展覧会でしか入手できない挿絵やイラストの原画販売も行う。同展で1000円以上グッズや原画を購入した人には、会員の作品をおさめた「JPAL名鑑 2015」がプレゼントされる。
開催期間は5月29日から6月25日まで。1週ごとに、「時代物/美人画」(5月29~6月4日)、「のりもの/陸・海・宇宙(そら)」(6月5~11日)、「ファンタジー/絵物語」(6月12~18日)、「ミステリー/迷宮の箱」(6月19~25日)と4つにカテゴリを分けて展示される。
開催時間は10時から20時まで(第2週から4週は初日12時から、各週最終日17時まで)。入場は無料だ。
※当記事内に掲載している画像が、必ずしも「JPAL紀伊國屋展2015」で展示されるとは限りません。